オーバーバンキング

英語: Over banking
分類: 概念

オーバーバンキングは、間接金融サービスを営む、銀行等の預金取扱金融機関の数が多過ぎることをいいます。

昨今、日本において、人口が大きく減少する中で金融業界の一つの問題となっているもので、地域金融機関である、地銀の再編や信金・信組・農協等の統合などが不可欠と言われています。

一般にオーバーバンキングの具体的定義については、金融機関数のほか、支店数・従業員数・経費水準等で見る場合や、経済規模との対比による貸出(間接金融)の規模、あるいは預貸率の低下(貸出量<預金量)等で見る場合など様々で、さらに公的金融のプレゼンスなども考慮する必要があります。

◎オーバーバンキングの問題では、どの程度オーバーしているのかといった客観的な目安や、社会的な認識(利用者の認識)が特に存在する訳ではない。

◎オーバーバンキングの問題の中で、特に国内の貸出市場の競争状況(過当競争)に関連して、しばしば邦銀の低収益性がオーバーバンキングに起因するとの指摘もある。

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