市中銀行
読み方: | しちゅうぎんこう |
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分類: | 金融機関 |
市中銀行は、「市銀」とも呼ばれ、主に経済学において用いられる用語で、中央銀行に対する民間の銀行のことをいいます。
狭義には、大都市に本支店を持つ都市銀行のことを指しますが、広義には、一般市民(個人)などから預金を集めて、事業者(企業)などに対して貸出(融資)を行う銀行(都市銀行・地方銀行等)のことを指します。
一般に市中銀行の主な業務は、預金や両替、内国為替(送金、取立)、融資、外国為替などであり、現在、日本各地の市中銀行は様々なネットワーク(MICS、BANCS、日銀ネット、自社ネット)で結ばれており、オンラインで取引が処理されています。
<本用語の使用例>
・マイナス金利政策が市中銀行の収益性に与える悪影響を再点検する
・欧州中央銀行は、市中銀行を対象とした長期資金供給オペを実施した
・国際協力銀行と市中銀行の協調融資による代金貸付は、市中銀行の貸付部分が保険対象となる