ムシャラカ
読み方: | むしゃらか |
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分類: | イスラム金融 |
ムシャラカは、イスラム金融のスキームの一つで、合弁プロジェクトのような共同出資の仕組みをいいます。これは、利潤の配当が利子に相当する「損益分担型のスキーム」で、ムダラバとは異なり、資金の出し手も事業に参加します。
例えば、企業が事業を始める際に事業資金を自己資金と金融機関からの出資で賄い、その後、利潤は予め定められた割合で双方が分け合い、一方で事業で損失が生じた場合には、共同出資者である金融機関も損失を被ります。
また、ムシャラカの仕組みを応用し、銀行の出資比率(貸出残高相当)が顧客からの返済により徐々に低下していく「ムシャラカ・ムタナキサ(ディミニッシング・ムシャラカ)」というものもあり、昨今、ローンを中心に用いられることが多いです。