バイラテラル方式
読み方: | ばいらてらるほうしき |
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分類: | 融資 |
バイラテラル方式は、銀行貸出の契約形態の一つで、貸し手(金融機関)と借り手(企業等)が相対で契約する貸出方式をいいます。
日本において、一般的な貸出方式であり、通常、企業等は借入にあたって、取引先の金融機関と個別に交渉するため、融資額や金利などの条件が異なるという特色があります。また、信用リスクがメインバンクなど少数の金融機関に集中したり、外部からのガバナンスが働きにくいなどの問題点もあります。
現在、本用語(バイラテラル方式)は、主に大企業等の法人向け融資において、借り手に対して貸し手が複数いる「シンジケート方式」と対比して使われることが多いです。例えば、コミットメントラインの契約形態において、「バイラテラル方式(相対型)」と「シンジケート方式(協調型)」の二つがあると説明されたりします。
※コミットメントライン:一定期間にわたり一定の融資枠を設定・維持し、その範囲内で顧客の請求に基づき、銀行が融資を実行することを約束する契約。