メインバンク
英語: | Main Bank |
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分類: | 金融機関 |
メインバンクは、「主要取引銀行」や「主力取引銀行」とも呼ばれ、法人や個人の顧客が主たる取引を行う銀行をいいます。
企業等の法人においては、複数の取引銀行の中で最も多額の融資を受けたり、また密接な取引関係にある銀行を指し、大企業の場合、都市銀行(メガバンク)が多いです。
一方で個人においては、給与振込口座や年金受取口座に指定したり、クレジットカードの支払口座に指定したり、公共料金の口座振替を行ったり、また多額の資金を運用したりするなど、日常生活の中で最も活用する取引銀行を指します(個人のメインバンクの定義は曖昧)。
一般に企業等が主に取引する銀行を一行に定め、密接な関係を保つという日本独自の金融慣行を「メインバンク制」と言い、長年、双方の取引関係の中で機能してきました。
21世紀に入って、金融自由化の進展で直接金融による資金調達が容易になった大企業(優良企業)については、メインバンクとの取引関係は薄まりましたが、一方で資金調達力が弱い中小企業については、今日でもメインバンクとの取引関係は無視できません。