ネガティブ・プレッジ条項
読み方: | ねがてぃぶぷれっじじょうこう |
---|---|
英語: | Negative pledge clause |
分類: | 契約 |
ネガティブ・プレッジ条項は、「担保提供制限条項」や「担保制限条項」とも呼ばれ、債権者と債務者の間で、他の債務の担保として債務者のいかなる財産に対しても担保を設定しないとするものをいいます。
財務制限条項の一つで、主にシンジケートローンや社債などで課されており、本条項の対象となる債務が、他の債務に担保が設定されることによって、他の債務より弁済順位が低くなってしまうことを防ぐ(債権者を保護する)ことを目的としています。
例えば、シンジケートローンでは、ネガティブ・プレッジ条項は、以下の三つに大別され、通常、2を採用し、例外規定の内容を債務者(顧客)と取り決めています。
1.契約期間中の担保提供を全面的に禁止する
2.原則禁止ながら例外規定を設ける
3.当該契約に基づく債権に担保が設定されない限り、他の債権者に対する担保提供を禁止する