アジア地域ファンドパスポート

英語: Asia Region Funds Passport(ARFP)
分類: 制度

アジア地域ファンドパスポート(ARFP)は、アジア太平洋経済協力(APEC)の加盟国の内、協力覚書(MOC:Memorandum of Cooperation)に署名した参加国間の投資信託(ファンド)の相互承認制度をいいます。

参加国における投資家保護を確保しながら、適格な集団投資スキームのクロスボーダーでの販売を促進する国際的なイニシアティブで、またMOCは、ARFPの国際的に合意されたルールと協力メカニズムを提示するものとなっています。

一般にARFPは、参加国間において、ファンド販売の規制を共通化・簡素化し、国境を越えたファンドの販売促進を強化することができ、また投資家にとっては、ファンドの選択肢が広がり、より多様な投資機会が得られます。さらに、各国の競争によるサービスの向上や制度整備の進展なども期待されています。

※2021年7月時点のパスポート参加国:日本、オーストラリア、韓国、ニュージーランド、タイ。

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