米エネルギー省（DOE）

DOEは、"United States Department of Energy"の略で、日本語で「米エネルギー省（アメリカ合衆国エネルギー省）」とも呼ばれ、アメリカ合衆国のエネルギー保障と核安全保障を担当する官庁をいいます。

1946年に設立された「アメリカ原子力委員会（AEC：United Statds Atomic Energy Commission）」を前身とし、1973年の第一次オイルショック後に再編され、ジミー・カーター政権時の1977年に設立されました。

現在、DOEは、主要な連邦の諸エネルギー機関を統合し、その関係の調整・監督を通し、全体として均衡のとれた国家エネルギー計画を提供すると共に、エネルギー技術の研究開発、連邦レベルの市場調査や情報収集・分析、省エネルギーの促進などを使命とし、また核兵器の製造や管理、原子力技術の開発なども行っています。

なお、マーケットにおいては、DOEのエネルギー情報局（EIA）が毎週発表する「週間石油在庫統計（原油在庫・ガソリン在庫等）」が注目されています。