アンデス開発公社(CAF)
読み方: | あんですかいはつこうしゃ |
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スペイン語: | Banco de Desarrollo de América Latina(CAF) |
分類: | 国際機関 |
アンデス開発公社(CAF)は、ベネズエラのカラカスに本部を置く、中南米地域でインフラ向けに融資・出資等を行う国際開発銀行をいいます。
1970年にアンデス(ボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルー、ベネズエラ)の経済発展及び経済統合を金融面から促進する地域開発金融機関として発足し、現在は、中南米の17カ国のほか、スペインやポルトガル、域内の民間銀行も加盟しています。
一般にCAFの事業目的は、加盟国の持続的な開発と地域統合を金融資源の有効活用を通じて促進することと規定されており、具体的には、加盟国の公的・民間部門の借入先に対し、交通・エネルギー・上下水道等のインフラ建設、社会開発、貿易金融支援などを対象に、主に出資や融資、保証を行っています。
特にアンデス地域の加盟国にとっては、数ある国際開発銀行の中でも、当公社が最大の資金供与者となっています。また、資金調達にあたっては、主に債券発行で対応しており、これまでに日本でサムライ債も発行しています。