アンデス共同体(CAN)
読み方: | あんですきょうどうたい |
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スペイン語: | Comunidad Andina(CAN) |
分類: | 中南米 |
アンデス共同体(CAN)は、南アメリカのアンデス諸国の地域的経済統合の枠組み(国家共同体)をいいます。
1969年にアンデス地域統合(ANCOM)創設に合意する「カルタヘナ協定」に始まり、1996年に「カルタヘナ協定修正議定書」を採択し、ANCOMを発展的に改組したもので、加盟国は、ボリビア、コロンビア、エクアドル、ペルーの4カ国で、本部はペルーのリマに置いています(加盟国の他に、準加盟国やオブザーバー加盟国もあり)。
2003年より加盟4カ国内で、パスポートを携帯せずに身分証の提示だけで域内移動が自由化され、また2006年には域内関税が撤廃されて、共同体4カ国の自由貿易圏が完成しました。
現在、アンデス共同体は、経済統合を目指すと共に、機構面では、首脳会議、外相評議会、委員会、アンデス仲裁裁判所、アンデス議会、アンデス開発公社、ラテンアメリカ準備基金などの組織を持っています。