欧州理事会議長
読み方: | おうしゅうりじかいぎちょう |
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英語: | President of the European Council |
分類: | EU |
欧州理事会議長は、「欧州連合大統領」や「EU大統領」とも呼ばれ、国際的な場(会議・イベント等)において、欧州連合(EU)を代表する者をいいます。
欧州理事会の議長を務め、その業務を推し進める役職となっており、また欧州理事会とは、欧州連合の加盟国の国家元首または政府首脳、および欧州理事会議長と欧州委員会委員長で構成される機関で、EUの全体的な政治指針と優先課題を決定するなど重要な問題を取扱っています。
1975年から2009年までは、欧州理事会の議長は、その時々の議長国の国家元首または政府首脳が半年で交替する輪番制を採っており、法的な根拠を持つ役職ではありませんでした。
長い間、このような状況が続いていましたが、2009年12月1日のリスボン条約の発効により、欧州理事会がEUの正式な機関となったことに伴い、常任制(任期2年半で1度に限り再任可)の欧州理事会議長が選出されることになりました。
1.初代常任議長:2009/12/1-2014/11/30
ヘルマン・ファン・ロンパウ(Herman Van Rompuy):ベルギーの政治家で同国の首相を務めた。
2.第2代常任議長:2014/12/1-2019/11/30
ドナルド・トゥスク(Donald Franciszek Tusk):ポーランドの政治家で同国の首相を務めた。
3.第3代常任議長:2019/12/1-現職
シャルル・ミシェル(Charles Michel):ベルギーの政治家で同国の首相を務めた。