日経ジャスダック平均株価

日経ジャスダック平均株価は、1985年4月1日から2022年4月1日まで、日本経済新聞社が算出・公表していた、東京証券取引所ジャスダックに上場する全銘柄を対象に、日経平均株価と同じダウ式により算出した株価指数（修正平均株価）をいいます。

算出当時、日経ジャスダック平均は、ジャスダック市場の動向を把握するのに欠かせない指標となっており、また本指標と同様、ジャスダック市場の動向を表す指標として、時価総額加重型指数の「JASDAQ INDEX」もありました。

日経ジャスダック平均株価の算出概念

日経ジャスダック平均株価は、算出当時、構成銘柄の株価を「みなし額面換算」した上で単純平均し、「除数」で割って算出しました（1983年11月11日まで遡及計算）。また、除数は、株価平均を算出する際に、市況変動によらない価格変動を調整し、連続性を維持するためのものでした。

◎算出当初は「日経店頭平均株価」という名称で、2002年10月1日に現名称に変更。

◎2022年4月4日に東京証券取引所の市場区分見直しにより、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場に再編されたことに伴い、ジャスダックは終了し、本指数も終了。

日経ジャスダック平均株価の算出対象

日経ジャスダック平均株価は、算出当時、東京証券取引所ジャスダックに上場する全銘柄（親株式、内国株）が算出対象となっていました。ただし、日本銀行、ETF、REIT、優先出資証券、子会社連動配当株式などの普通株式以外を除きました。

◎2013年7月の東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合以前は、大阪証券取引所ジャスダック市場に上場する全銘柄が算出対象（日本銀行、REIT、外国株、整理銘柄を除く）。

◎2010年10月のジャスダックとヘラクレスの市場統合以前は、旧ジャスダック市場に上場する全銘柄が算出対象（日本銀行、NEO上場銘柄、REIT、整理銘柄を除く）。