比例てん補
読み方: | ひれいてんぽ |
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分類: | 損害保険(仕組み) |
比例てん補は、損害保険の用語で、保険事故によって損害が発生したとき、保険金額が保険を付けていた対象の価額(時価)より不足している場合、その不足割合に応じて、保険金を減額して支払うことをいいます。
例えば、車両価格が300万円の自動車に対して、車両保険が150万円の保険金額で加入している場合、50%の補償となります。この保険契約では、仮に自動車が150万円の損害を被っても、保険金が150万円支払われるのではなく、75万円の支払いとなります。
一般に比例てん補は、保険の掛け方(保険金額の設定)によって生ずるもので、万一の事故の際に、「保険金額/時価額の割合」でしか保険金が支払われないので注意が必要です。