夫婦年金
読み方: | ふうふねんきん |
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分類: | 年金保険 |
夫婦年金は、個人年金保険において、夫婦のいずれかが生きている限り、年金が受け取れるものをいいます。
個人年金保険とは、「運用(殖やす)」「年金(受け取る)」「保険(残す)」の3つの機能がセットになった保険商品で、その仕組みは、保険会社に保険料を払込み、所定の据置(運用)期間満了後に運用成果(年金原資)を受取ることができるものです。
一般に夫婦年金は、二人以上の被保険者を対象とした「連生年金」の代表的な商品で、戸籍上の夫と妻のいずれかが生きている限り、年金を受け取れる仕組みとなっています。また、夫婦のいずれか一方が亡くなっても、残された配偶者の老後の生活資金を確保することができます。
◎確定年金や(保証期間付)終身年金などで契約し、年金開始時に「夫婦年金」へと変更するタイプが主流で、一部の商品では最初から夫婦年金として契約できるものもある。
◎他の年金から夫婦年金に変更するタイプは、保険会社が夫婦年金を取り扱っていなければできず、また年金受取開始時の積立額で計算した夫婦年金の年金額が、保険会社の取扱基準を下回る場合は変更できない。
なお、夫婦年金において、受け取る年金額については、夫婦二人とも生きている時と一人が生きている時とで「金額が変わらないタイプ」と「金額が変わるタイプ(一人期間の年金額は二人期間の70%など)」の二つがあります。
<個人年金保険の受取方法による分類>
・終身:終身年金、保証期間付終身年金
・確定:確定年金
・有期:有期年金、保証期間付有期年金
・連生:夫婦年金