家族収入保険
読み方: | かぞくしゅうにゅうほけん |
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分類: | 生命保険(種類) |
家族収入保険は、「収入保障保険」とも呼ばれ、契約時に定めた保険期間内に、被保険者が死亡したり高度障害になったりした場合に、残された遺族が保険金を一括で受け取らずに、分割して決められた金額を年払いや月払いで受け取ることができる保険をいいます。
目次:コンテンツ構成
家族収入保険の仕組み
家族収入保険は、簡単に言えば、定期保険(逓減定期保険)の死亡保険金を分割して受け取ることができるもので、「多額の死亡保険金を一度に受け取るよりも分割して受け取ったほうが安心」という消費者ニーズに対応したものとなっています。
現在、家族収入保険の契約形態については、主契約(単体)の保険としてだけでなく、特約(オプション)の「家族収入保険特約」でも提供されており、この場合は、主契約の終身保険やアカウント型保険などに上乗せして活用することになります。
家族収入保険の保険金の受取方法
家族収入保険の保険金(給付金)の受取方法には、主に「確定年金タイプ」と「逓減定期タイプ」の2つがあります。
◎確定年金タイプは、受取期間を10年や15年など予め設定しておき、被保険者がいつ死亡・高度障害になっても、決められた期間内では給付金を確実に受け取ることができる。
◎逓減定期タイプは、定期保険と同様、保険期間内に被保険者が死亡・高度障害になると、その時点から満期までの残存期間中しか給付金を受け取ることができない。
一般に逓減定期タイプでは、契約期間の残りわずかの時期に死亡した場合には、少しの期間しか給付金を受け取れませんが、これに対処するために「最低保証期間」を設定できる商品もあり、給付金を一定期間受け取れるようになっています。
※最低保証期間:被保険者が死亡したのが保険の満期の間際で残存期間がほとんど残っていなくても、ある一定期間(1年・2年・5年など)は給付金の支払いを保障すると定めた期間。
家族収入保険の特徴
家族収入保険は、保険料が一定で掛け捨てタイプのため、万一の保障を目的とした終身保険や養老保険よりも保険料が安いだけでなく、普通の定期保険よりも保険料が安いケースが多いです。
また、保険金(給付金)を一時金ではなく、年金や月給方式で少しずつ受け取ることができるため、給付金の金額が分かりやすく、また使い道などの計画も立てやすいと言えます。