型式別料率クラス制度
読み方: | かたしきべつりょうりつくらすせいど |
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分類: | 自動車保険(仕組み) |
型式別料率クラス制度は、自動車保険において、契約者間の保険料負担の公平性の観点から、自動車の型式毎の損害率(保険成績)の格差を、担保種目毎(対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害保険・搭乗者傷害保険、車両保険)の保険料に反映するための制度をいいます。
具体的には、被保険自動車の用途・車種については、自家用(普通・小型)乗用車と自家用軽四輪乗用車に適用し、また料率クラスについては、担保種目毎に、自家用(普通・小型)乗用車では1~17までの17クラス、自家用軽四輪乗用車では1~3までの3クラスに区分し、数字が大きくなるほど保険料が高くなる仕組みとなっています。
現在、損害保険料率算出機構にて、毎年1月1日付けで、全ての保険会社の型式毎に集計した保険成績(データ)に基づき、適用されている型式毎の料率クラスが適正であるかどうかの見直しを実施しています。そのため、顧客の契約に保険事故がなかった場合でも、契約車両の料率クラスが上がった時は、継続契約の保険料が前年より高くなることもあります。