両端入れ
読み方: | りょうはいれ |
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分類: | 利回り |
両端入れは、金利(利息)などの計算において、初日(計算開始日)と最終日(計算終了日)の両方を日数に入れて計算することをいいます。これは、利息などを計算する際の対象期間の数え方の一つで、計算開始日を1日目とし、終了日までの両方を数える方法を指します。
一方で、両端入れに対して、初日または最終日の一方のみを入れて利息などを計算することを「片端入れ」と言います。
一般に両端入れは、主に融資などで日常的に使われており、資金を提供する側にとっては、片端入れに比べて、1日分利息を多く取れるので有利となっています。
<両端入れの具体例>
・ローンの利息計算は、貸出期間の初日と最終日の両方を入れて計算される。
・国債の最初の利子(初期利子)は、発行日から初期利払日までの期間に応じて計算される。
・株式の信用取引(信用買い)の金利は、新規建ての注文の受渡日から決済の受渡日までの両方を数えて計算される。
ちなみに、初日と最終日の両方を入れずに利息などを計算する「両端落とし(両落ち)」という概念(方法)もあります。