一般社団法人
読み方: | いっぱんしゃだんほうじん |
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分類: | 法人 |
一般社団法人は、「一社」とも略され、ある目的をもって「一般社団法人及び一般財団法人に関する法律」に基づいて設立された非営利の社団法人をいいます。
非営利とは「剰余金(収益)の分配をしないこと」を意味し、実際に得た収益は法人の活動目的のために使わなければならないと定められています。また、事業内容については、特に制限がなく、公益事業も収益事業も行なうことができます。
例えば、「一般社団法人生命保険協会」や「一般社団法人日本クレジット協会」、「一般社団法人日本建設業連合会」などのように、同業者同士で業界団体を作り、調査・研究や基準の制定、社会への提言など、その業界のための活動をする団体として利用されることも多いです。
現在、一般社団法人の設立にあたっては、2人以上の社員が必要で、また設立の登記をすることによって成立する法人となっています。なお、設立時の出資金などは不要ですが、活動資金を調達する手段として基金制度を採用できます。
<一般社団法人の機関設計(5通り)>
(1)社員総会+理事
(2)社員総会+理事+監事
(3)社員総会+理事+監事+会計監査人
(4)社員総会+理事+理事会+監事
(5)社員総会+理事+理事会+監事+会計監査人
※基金制度:構成員等から財産の拠出を受け、社団法人の基礎財産とする制度。