住所

住所は、住んでいる場所で、行政上では、法律関係を処理する場合の基準となる場所をいいます。これは、個人の場合は、生活の本拠である場所を指し、また法人の場合は、その主たる事務所の所在地を指します。

なお、日本において、住所に対して、戸籍の所在場所を「本籍」と言います。

＜民法：住所、居所、仮住所＞

●第22条（住所）

各人の生活の本拠をその者の住所とする。

●第23条（居所）

1．住所が知れない場合には、居所を住所とみなす。
2．日本に住所を有しない者は、その者が日本人又は外国人のいずれであるかを問わず、日本における居所をその者の住所とみなす。ただし、準拠法を定める法律に従い、その者の住所地法によるべき場合は、この限りでない。

●第24条（仮住所）

ある行為について仮住所を選定したときは、その行為に関しては、その仮住所を住所とみなす。