金融リテラシー
読み方: | きんゆうりてらしー |
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分類: | 金銭 |
金融リテラシーは、お金に関する知恵や能力のことをいいます。
具体的には、金融商品や金融サービスの選択、将来の生活設計などで適切に判断するために、最低限身につけるべき金融や経済に関する知識や判断力などを指し、社会人として経済的に自立し、より良い暮らしを送っていく上で欠かせない生活スキルとされています。
現在、関係省庁(金融庁・消費者庁・文部科学省)、有識者、金融関係団体、金融広報中央委員会をメンバーとした金融経済教育推進会議が策定した「金融リテラシー・マップ(2015年6月改定版)」において、最低限身に付けるべき金融リテラシーとして、以下の8分野を挙げています。
1.家計管理
・適切な収支管理(赤字解消・黒字確保)の習慣化
2.生活設計
・ライフプランの明確化及びライフプランを踏まえた資金の確保の必要性の理解
3.金融取引の基本としての素養
・契約にかかる基本的な姿勢の習慣化
・情報の入手先や契約の相手方である業者が信頼できる者であるかどうかの確認の習慣化
・インターネット取引は利便性が高い一方、対面取引の場合とは異なる注意点があることの理解
4.金融分野共通
・金融経済教育において基礎となる重要な事項や金融経済情勢に応じた金融商品の利用選択についての理解
・取引の実質的なコストについて把握することの重要性の理解
5.保険商品
・自分にとって保険でカバーすべき事象が何かの理解
・カバーすべき事象発現時の経済的保障の必要額の理解
6.ローン・クレジット
・住宅ローンを組む際の留意点の理解
・無計画・無謀なカードローン等やクレジットカードの利用を行わないことの習慣化
7.資産形成商品
・人によってリスク許容度は異なるが、仮により高いリターンを得ようとする場合には、より高いリスクを伴うことの理解
・資産形成における分散(運用資産の分散、投資時期の分散)の効果の理解
・資産形成における長期運用の効果の理解
8.外部の知見の適切な活用
・金融商品を利用するにあたり、外部の知見を適切に活用する必要性の理解