工場抵当
読み方: | こうじょうていとう |
---|---|
分類: | 担保・保証 |
工場抵当は、工場に属する財産上に設定される特殊な抵当権をいいます。これは、工場抵当法により認められている抵当制度で、工場の所有者が、工場財団を形成せず、その工場に属する土地や建物、機械、器具、備品などに抵当権を設定すること、およびその抵当権を指します。
現在、日本の工場抵当法では、個々の担保を有機的に一体のものとして評価するために「工場抵当」と「工場財団抵当」の二つの抵当制度が認められており、前者の工場抵当の登記がなされると、抵当権の登記の末尾に「機械器具目録(第三条目録)」を作成した旨が記録され、目録の存在も公示されます。
※工場財団:工場に属する土地や建物、機械、器具、附属設備、工業所有権などを一体とみなして、一つの財団として登記したもの。