工場財団
読み方: | こうじょうざいだん |
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分類: | 財団 |
工場財団は、工場財団登記簿にその所有権保存の登記をすることによって設定され、一つの不動産とみなされるものをいいます。これは、工場抵当法に基づき、工場に属する土地や建物、機械、器具、附属設備、工業所有権などを一体とみなして、一つの財団として登記したものです。
一般に工場財団を組成する目的は、工場の構成物の各々を登記する煩雑さの解消と共に、それらの一つが欠けても工場としての機能を果たさないことから、それらをまとめて一つの物件とすることで、資金調達時の担保価値を高めることにあります。
目次:コンテンツ構成
工場財団の構成
工場財団は、工場の建物やそれに属する土地、工場の設備などから構成されますが、具体的には、工場抵当法の第11条において、以下のものが規定されています。
1.工場に属する土地及び工作物
2.機械、器具、電柱、電線、配置諸管、軌条その他の附属物
3.地上権
4.賃貸人の承諾あるときは物の賃借権
5.工業所有権
6.ダム使用権
工場財団登記簿の概要
工場財団は、工場財団登記簿で確認することができ、その概要(構成)は以下のようになっています。
●工場財団登記簿
・表題部(財団表示)
・権利部(甲区):所有権の保存登記
・権利部(乙区):設定された抵当権
●財団目録
・表紙
・土地の部
・建物の部
・工作物(建物を除く)の部
・機械器具等の部