エマージング市場
読み方: | えまーじんぐしじょう |
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英語: | Emerging markets |
分類: | マーケット |
エマージング市場(エマージングマーケット)は、「新興国市場」とも呼ばれ、経済が発展途上にある国や地域のマーケットをいいます。
具体的には、中国やインド、ロシア、東南アジア、中東、中南米、東欧、アフリカなどの高い潜在成長力が見込まれる新興諸国が対象とされ、またエマージング(emerging)とは、直訳すると「発展段階の、新出現の」といった意味があります。
一般にエマージング市場への投資では、経済が急成長・急拡大することにより高いリターンが期待できる半面、経済や市場の仕組みが未成熟であるため、突然の政権交代や政策変更、急激なインフレ、財政の悪化、資本の流出、通貨価値の暴落、債務の不履行などのリスク(不安定要素)があり、先進国市場と比較して、相対的にリスクが高いのが大きな特徴となっています。
なお、エマージング市場の中で、特に高い成長が見込める国をグループ化したBRICsやNEXT11などの造語もあり、またこれらの地域を投資対象とした投資信託(ファンド)も設定されています。
|BRICs|
ブラジル、ロシア、インド、中国
|NEXT11|
メキシコ、ナイジェリア、韓国、ベトナム、インドネシア、バングラディッシュ、パキスタン、フィリピン、トルコ、イラン、エジプト