サーキットブレーカー制度
読み方: | さーきっとぶれーかーせいど |
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英語: | Cercuit Braker |
分類: | 取引所(仕組み) |
サーキットブレーカー制度(Cercuit Braker)は、金融商品取引所において、取引価格が急激に大きく変動した場合に、過熱した取引(相場)に制限を課す仕組み(取引の一時中断措置)をいいます。
具体的には、値幅制限(許容可能な一日の変動幅の上限と下限の設定)や取引停止(現物と先物の価格差など一定の条件を超えた場合の一時中断)などの措置があり、相場の過熱時において、投資者の不安心理等を鎮め、冷静な投資判断を促し、相場の乱高下を防止するのが目的となっています。
現在、大阪取引所のサーキットブレーカー制度では、指数先物・オプション、有価証券オプション、国債先物・オプションにおいて、一定の価格(通常時制限値幅)を超えて上昇または下降した場合に取引を10分間中断し、また中断時間経過後は、制限値幅を拡大のうえ、板寄せ方式により取引を再開する仕組みになっています。
※配当指数先物を除く指数先物・オプションには、第一次拡大時制限値幅と第ニ次拡大時制限値幅があり。
なお、サーキットブレーカー制度は、金融商品取引所だけでなく、商品取引所でも導入されており、また海外の取引所にも同様の制度があります。