マッチング拠出

マッチング拠出は、企業型確定拠出年金において、事業主（企業）の拠出額に上乗せする形で加入者（従業員）が拠出できる制度をいいます。

2012年1月から施行された年金確保支援法により、日本でも導入が可能になったもので、具体的には、企業が拠出する掛金（事業主掛金）の範囲内で従業員も拠出できるというもので、現在、従業員の掛金は、事業主掛金と同額まで、かつ合算で拠出限度額までとなっています。

一般にマッチング拠出では、従業員の拠出額は、税務上、所得金額から控除できるため、従業員は節税メリットを活用した老後資金の積み立てが可能になります。

◎マッチング拠出は、規約に定めれば導入することができるが、採用した場合においても、従業員がその利用を強制されることはない。

◎マッチング拠出の導入方法は、各企業が採用している制度等によって異なるが、その導入の際には、自己責任がより求められるため、継続的な投資教育が企業の努力義務となっている。