路線価
読み方: | ろせんか |
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分類: | 土地 |
路線価は、国税庁が毎年7月1日に発表する、市街地等において、公衆が通行する主要道路(路線)に付けられた価格をいいます。これは、路線に面する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額を1,000円単位で表示したもので、毎年1月1日を評価時点として評定しています。
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路線価の役割と路線価方式
路線価は、相続税や贈与税などの税額を算定する際の土地(宅地)の価額を評価するための基準となるものです。
また、路線価方式では、宅地の価額は、路線価をその宅地の形状等に応じた各種補正率(奥行価格補正率、側方路線影響加算率など)で補正した後、その宅地の面積を掛けて算出します(宅地の評価方法には、その他に「倍率方式」もあり)。
路線価の評定と特色
路線価は、地価公示価格や売買実例価額、不動産鑑定士等の鑑定評価額および精通者意見価格などを参考として、各国税局の局長が評定し、現在、その評定の基礎となる「標準宅地」は全国で約32万地点が定められています。
◎公示地価が前年との変動率を単純平均するのに対して、路線価は地価額の平均値で前年と比較するため、変動の影響が出やすいと言われる。
◎路線価は、1992年以降は、国土交通省が発表する同時点の公示地価の8割程度となるように評定されている。