敷地所有権

敷地所有権は、文字通り、敷地に対する所有権をいいます。

現在、日本で敷地に関する権利には、所有権以外にも普通借地権や定期借地権などがあり、また建物の所有権と敷地の所有権を同じ人が持っているとは限りません。

そのため、実際に不動産取引をする場合は、建物と一体になっている敷地を安易に所有権だと思い込むことは危険であり、また単に借地人に過ぎない人が土地の所有者だと偽って土地を売ろうとする詐欺事件は珍しくないので十分に注意しましょう。

◎不動産取引において、悪意のある者に騙されないようにするためには、必ず土地登記簿で敷地所有権を確認することは必須である。

◎敷地所有権に問題がない場合でも、土地の実測面積と登記簿面積が異なっていたり、隣地との境界が不明確であったり、またトラブルになっていたりすることがよくあるので注意が必要。