ユニット工法

ユニット工法は、建物を複数のユニットに分け、ほぼ完成に近い段階まで工場で造り、現場に運んで組み立てる建築工法をいいます。これは、プレハブ工法の一種で、構造部材の種類によって、「木質ユニット工法」や「鉄骨ユニット工法」などに分けられます。

一般にユニット工法は、主に大手ハウスメーカーが導入しており、最新技術を導入した工場で生産されるため、部材品質のばらつきが少なく、また工場生産の比率が高く現場作業が少ないため、工期の大幅な短縮を実現しています。その一方で、設計上の自由度はあまり高くなく、また外観のデザイン等も比較的制約されます。

なお、建築にあたっては、大型トラックなどでユニットを現場まで運び込み、クレーンを使って組み立てていくため、現場の道路状況によっては、建築が難しい場合もあります。