枠組壁工法
読み方: | わくぐみかべこうほう |
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分類: | 建築工法 |
枠組壁工法は、「2×4工法」とも呼ばれ、木造建築物の工法の一つで、角材の枠に構造用合板を張ったパネルを組み立てて建物を作る工法をいいます。
北米で生まれた建築工法で、主に2インチ×4インチの角材による枠と、構造用合板を組み合わせたパネルを面として、床・壁・天井の六面体を構成するもので、現在、施工が簡単で工期も比較的短いことから、日本の戸建て住宅でもよく用いられています。
一般に枠組壁工法では、躯体がその六面全体で支えられるため、柱のない広い空間を確保でき、耐久性や耐震性、断熱性、気密性に優れているのが特徴となっています。その一方で、開口部を大きくしたり、増築や改築が難しいなどの制約もあります。
◎インチ(inch)とは、ヤード・ポンド法の長さの単位で、1インチ=2.54cmとなっている。
◎2インチ×6インチの角材を主に使用した場合は、「2×6工法」と呼ぶ。