仕組み預金
読み方: | しくみよきん |
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分類: | 預金取引 |
仕組み預金は、デリバティブ(金融派生商品)を組み込んだ預金商品の総称をいいます。
普通の定期預金と投資型商品の間にある金融商品と言えるもので、金融機関は「仕組み(デリバティブ)」を組み込んで普通の定期預金よりも高い金利を提供する一方で、預金者は元本割れリスクを始めとした各種リスクを負うことになります(預金者が負うリスクは、商品により異なる)。
一般に仕組み預金には、「満期特約型仕組預金(コーラブル預金)」や「元本通貨変動型仕組預金」などがあり、定期預金の特徴である「金利」と「満期」、および投資型商品の特徴である「最終的な利益が各種マーケット(外国為替・金利・株式等)の動きにより決定」といった両方の特徴を併せ持っています。
●主なメリット
・同じ期間の定期預金と比べて、最終的に高金利を得られる可能性がある。
・日本円で償還される仕組み預金は、預金保険の対象である。
●主なデメリット
・原則、満期まで中途解約をすることができない。
・金融機関側がやむを得ないものと認めて中途解約に応じても、ペナルティが発生するため、元本割れとなる可能性が高い。
・商品によっては、中途解約しなくても元本割れするものもある。
・組み込んだ「仕組み」により、満期日が繰り上がったり、外貨で償還されたりするリスクがある。