補助貨幣
読み方: | ほじょかへい |
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分類: | 貨幣 |
補助貨幣は、「補助貨」とも呼ばれ、少額取引の利便性を図るために、金属(銀・銅・アルミニウム・ニッケル等)を素材として、政府により鋳造・発行される小額貨幣をいいます。
元来は、金本位制度下で発達した概念で、本位貨幣の補助として、日常の少額取引に用いられる貨幣を指していましたが、今日では、本位貨幣が存在しないため、貨幣は補助貨幣のみとなっています。
現在、日本では、補助貨幣は、500円、100円、50円、10円、5円、1円の6種類が発行されており、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」において、単に「貨幣」と称し、日本銀行券に対置される用語としています。