レンジ相場

読み方: れんじそうば
英語: Boxed Range
分類: 相場

レンジ相場は、マーケット全般で使われる用語で、「ボックス相場」とも呼ばれ、一定の変動幅の範囲内で価格(値段、レート)が上がったり下がったりを何回となく繰り返えす相場をいいます。

レンジ(Range)とは、数値データが分布する範囲や幅を意味し、またレンジ相場では、抵抗線と支持線に挟まれた値幅内(高値と安値が一定のレンジ)で価格が推移する形となります。

レンジ相場の例

一般に相場の先行きを決定する材料(ニュース等)が少ない時や、相場の先行きが不透明でどちらにも大きく動きずらい時などに「レンジ相場」となりやすいです。

このような相場では、テクニカル分析を行って、レンジの下限に来た時に買い、レンジの上限に来た時に売るという売買手法が有効です。一方で、レンジを抜けた場合には、新たなトレンドが発生することがあり、大きな損失を出さないようにするためにも「ストップロス」を置いておくことは重要です。

<本用語の使用例>

・今日は25,000円を挟んでのレンジ相場となる公算が大きい
・クロス円はここ数カ月続いたレンジ相場の上限に達している
・年度後半の10年債利回りは1.5%付近のレンジ相場となる見通し

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