お化粧買い
読み方: | おけしょうがい |
---|---|
分類: | 売買 |
お化粧買いは、「ドレッシング買い」とも呼ばれ、運用会社が運用しているファンドなどの評価をよく見せるために、月末や決算期末に運用対象となっている株式などに買い注文を入れることをいいます。
一般に年金基金や投資信託などの資金を運用するファンドは、月末や決算期末などで評価されるため、それらの運用を受託している投資顧問会社や投資信託委託会社、ヘッジファンドなどは、顧客からの運用成績への評価を得るために時価評価額を上げておく必要があり、時としてお化粧買いをすることがあります。
実際、顧客によっては、運用成績に非常にシビアなところもあり、満足のいかない運用会社については、すぐに交代させることもあります。
◎お化粧買いは、ファンドの運用状況によっては、運用会社が月末や決算期末に行う可能性は少なからずあるが、それがうまくいって株価等が本当に上がるかどうかは相場次第(うまくいかないこともあり)。
◎お化粧買いは、相場の記事でたまに目にすることがあるが、一方で通常の投資判断に基づく買い注文なのか、人為的な意図を持った買い注文なのかを判断することは非常に難しい。
<本用語の使用例>
・月末とあって、お化粧買いが入るとの期待も相場水準を押し上げた
・月末のお化粧買いが入るとの期待もあって、200-300枚程度のまとまった買い注文が断続的に入っている