整理ポスト

整理ポストは、株式の上場廃止が決まった場合、株主や投資家に配慮し、一定期間継続される売買を行う特別のポストをいいます。これは、かつて（昔）の呼称で、2008年1月から「整理銘柄」という呼称に変更になっています。

一方で、整理ポストに対して、上場株式が上場廃止基準に該当する恐れがある場合、その事実を投資家に周知させるために割り当てる特別のポストを「監理ポスト」と言いました。

目次：コンテンツ構成

• 整理銘柄の説明（2008年1月から）
• 整理ポストの説明（2007年12月まで）

整理銘柄の説明（2008年1月から）

整理銘柄とは、金融商品取引所（証券取引所）において、上場廃止を決定した上場有価証券に割り当てる特別な取り扱いをいいます。

上場有価証券の上場廃止が決定された場合、上場廃止までの一定期間（上場廃止が決定された翌日から上場廃止日の前日まで、原則として１カ月間）、投資家に売買の機会を与えるために「整理銘柄」へ指定され、その事実を周知徹底させ、投資家が整理売買を行うことができるようにしています。

整理ポストの説明（2007年12月まで）

整理ポストは、証券取引所において、上場廃止基準に該当した有価証券（銘柄）が売買される専用の取引ポストをいいます。

上場廃止基準に該当した場合、すぐに上場廃止にすると、一般投資家が取引所での売買機会を失い、不利益を被る恐れがあります。そのため、整理ポストで上場廃止の事実を周知させ、一定期間売買できるようにした上で、上場廃止にしています。