売買回転率
読み方: | ばいばいかいてんりつ |
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分類: | 指標 |
売買回転率は、「出来高回転率」とも呼ばれ、ある一定期間の売買高を同じ期間の平均上場株式数で割って算出したものをいいます。
株式市場に上場する銘柄がある一定期間にどれくらいの頻度で売買されたかの「活況度合い」を示す指標で、相場が大きく動く局面では、市場参加者が増えて活発に取引されるため、回転率が上がる傾向があります。
通常、回転率が高い銘柄ほど値動きが激しく利鞘を稼ぎやすいですが、一方で下落局面では損失が出やすいため、高回転率の銘柄は相対的にハイリスク・ハイリターンの側面を持ちます。
一般に株式の流通市場の規模や活発さを表す重要な指標として「売買高」がありますが、その特徴として上場株式数の増加と共に増加する傾向があるため、ある市場の状況を過去と比較したり、他の市場(海外市場等)の状況と比較する際には、上場株式数の変動による影響を補正した「売買回転率」は一つの参考になります。
例えば、東証プライムの年間の売買回転率が100%になった場合、一年間に全プライム上場株式数に相当する規模の売買があった(一年間で上場する銘柄の株主がそっくり入れ替わる規模の売買があった)ことを意味します。