価格帯別出来高
読み方: | かかくたいべつできだか |
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分類: | 指標 |
価格帯別出来高は、株式や株価指数先物などにおいて、過去の一定期間に売買が成立した数量を価格帯毎に集計したものをいいます。
価格の抵抗帯(節目)を確認できるテクニカル指標で、チャートの左または右に棒グラフで表示され、通常、出来高の多い価格帯は過去に売買が活発だったことを示し、その価格帯で購入・保有している投資家が多いことを意味します。一方で、出来高の多い価格帯を抜けると、値動きが軽くなる傾向があります。
一般に出来高が多い価格帯は決済(反対売買)が多く出るため、値動きが重くなるのに対して、出来高が少ない価格帯は決済(反対売買)が少ないため、値動きが軽くなります。
◎出来高が多い価格帯から下落した場合、多くの投資家が含み損を抱えることになるため、その後、相場が底打ちし、再び出来高の多かった価格帯まで上昇すると、含み損を抱えていた投資家による売りが重しとなり、その価格帯を中々突破できないことが多い。
◎現在の価格より低い水準に出来高の多い価格帯が存在する場合、相場がそこまで下落すると、安値で仕込みたい投資家の押し目買いが入りやすくなるため、その価格帯が下値目途として意識されることが多い。