チャート(Chart)とは何か?
チャート(Chart)は、縦軸を価格(レート)、横軸を時間とした、一定期間の価格(レート)の値動きをグラフ化し、その様子をビジュアルで表現したものをいいます。これは、時間の経過と共に、連続的な大きな山と谷を形成しながら推移し、その山と谷の流れの中で上下動を絶えず繰り返しています。
ここでは、チャートについて、簡単にまとめてみました。
目次:コンテンツ構成
チャート(Chart)の概要
チャート(Chart)は、価格(レート)の値動きをグラフ化し、その様子をビジュアルで表現したものです。これは、株式や債券、外国為替、先物・オプション、コモディティ、暗号資産などで広く作成され、通常、相場のトレンド把握や今後の予測、売買ポイントの把握などで活用します。
一般にチャートは、上昇局面では、上昇と反落を繰り返しながら値を上げていき、一方で下降局面では、下落と反発を繰り返しながら値を下げていくことになります。
チャートのスタイル
・ローソク足チャート
・ラインチャート
・ドットチャート
・棒足チャート
・カギ足チャート
・バーチャート
・フィルチャート 他
チャートの代表的な形
・ダブルトップ/ダブルボトム:2つの天井/2つの底
・ヘッドアンドショルダー:頭と肩(三尊天井)
・Vトップ/Vボトム:V字の天井/V時の底
・ペナント:持ち合い相場に見られるパターン
チャートの主な特色
・上下動を繰り返しながらトレンドを形成する
・株式相場と比べ、為替相場は綺麗なチャートを描く
・売買はサポートやレジスタンスの付近で繰り返される
チャート(Chart)の活用
チャート(Chart)の活用の基本は、大きな相場のトレンド(方向性)をつかみ、そのトレンドの動向と転換点を予測することです。
具体的には、サポートで下降トレンドが続くのか、レジスタンスで上昇トレンドが続くのかなどを見極め、さらに価格がサポートまたはレジスタンスを超えて推移する場合は、従来のトレンドが崩れて新たなトレンドが発生したと考えられます。また、この場合、サポートが新たなレジスタンスに、レジスタンスが新たなサポートになることがあります。
なお、サポートとレジスタンスの探し方としては、「前回安値・前回高値」を使う場合と「トレンドライン」を引く場合の2つがよく利用されます。
チャートのトレンド転換
・サポートを超える:さらに下落する可能性
・レジスタンスを超える:さらに上昇する可能性
チャートのチェックポイント
・チャートポイント:相場が大きく変わる可能性のある水準
・サポートポイント:相場がそれ以上落ちないと思われる水準
・サポートライン:支持線、安値と安値を結ぶ
・レジスタンスポイント:相場がそれ以上上昇しないと思われる水準
・レジスタンスライン:抵抗線、高値と高値を結ぶ
チャートの取引例
・サポート近くで買い、サポートを割ったら損切る
・レジスタンス近くで売り、サポート近くで利食う