パラボリックとは何か?
パラボリック(Parabolic SaR)は、SAR(Stop And Reverse)という2本の放物線状の線を用いて、売買シグナルを見るトレンド追随型の分析手法をいいます。
RSIの考案者として有名な米国のJ.W.ワイルダー氏が考案したもので、「途転買い・途転売りのシステム」と言われており、実際、途転(ドテン)のポイントは、相場の値動きとSARが交差した地点なので一目で分かります。
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パラボリックの特色
パラボリックは、トレンド系のテクニカル指標の一つで、2本の放物線状の線(SAR)を用いて、相場反転の時期(トレンド転換点)を読み取ることができます。通常、ローソク足がパラボリックの上にある場合は「上げ相場」を示し、一方で下にある場合は「下げ相場」を示します。
一般にパラボリックは、ボックス相場のようにトレンドがない場合は、頻繁にシグナルが出てしまいダマシが多くなる傾向(弱点)がありますが、一方で大相場になった時に最大限の威力を発揮すると言われています。
パラボリックの活用
パラボリックは、相場追随(順張り)時に活用し、途転買い・途転売りのシグナルを見ます。特に大きなトレンドが出た時に有効であると言われており、この場合、買いでも売りでも大きなトレンドに乗り、大きく利益を出すことができます。
<基本的なシグナル(売買サイン)>
・上昇するSARと価格が交差した時点が売りサイン
・下降するSARと価格が交差した時点が買いサイン