立会外分売
読み方: | たちあいがいぶんばい |
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分類: | 株式取引 |
立会外分売は、金融商品取引所(証券取引所)において、立会時間以外の時間帯で、大量の売り注文をさばく売買方法をいいます。
証券取引所の取引時間外(立会外)で、ある株主からの大量の売り注文を小口に分けて不特定多数に売り出すもので、例えば、創業者・金融機関等の大株主の所有株など、まとまった売り注文を多くの投資家に分売するケースなどが挙げられます。
◎立会外分売では、証券会社が顧客(大株主等)から大量の売り注文を受けた時、証券取引所に届出をした上で、立会時間の終了後に分売の条件を発表し、翌朝の決められた時間までに買い付けの申込みを受けて売買を成立させる。
◎実際の分売は、届出日(分売実施日の前営業日)の最終値段を基準にした固定値段で行われるため、買い手にとっては、買付手数料が不要といった利点がある一方で、売り手にとっては、大量の株を値崩れさせることなく一度に処分できるといった利点がある。