Sell in May(セル・イン・メイ)

読み方: せるいんめい
分類: アノマリー

Sell in May(セル・イン・メイ)は、アメリカ合衆国のウォール街の相場格言の一つで、5月に株式を売って、9月半ばまで相場から離れた方がいいことを示唆するものです。

正確には「Sell in May, and go away; don't come back until St Leger day.」で、例年、米国株が6月から9月までは軟調な展開になりやすいというアノマリーに由来し、米国株に対して「相場が高い5月に売って、9月半ばに再び市場に戻ってこい!」ということを述べています。

一般にセル・イン・メイの根拠として、5月からヘッジファンドなどの決算が集中し、また季節要因から米国の経済指標が弱く出やすく、さらに夏場は休暇を取る投資家が多くなり、相場が閑散しやすいことなどが挙げられます(明確な根拠は特になし)。

元々は、米国株のアノマリーによるものですが、昨今では、世界の株式市場は米国の株式市場と連動する(外国人の売りが波及する)傾向があり、それゆえ、5月は相場の転換点になることもあるので、売買のタイミングとして注意した方がよいかもしれません。

iFinancial TV