有価証券信託
読み方: | ゆうかしょうけんしんたく |
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分類: | 信託種類 |
有価証券信託は、信託の引受けの際に信託財産が有価証券である信託をいいます。
顧客(委託者兼受益者)から信託財産として公社債や株式などの有価証券を信託銀行等(受託者)が受け入れ、その管理・運用・処分を行うもので、また目的によって、有価証券管理信託、有価証券運用信託、有価証券処分信託の三つに分類されます。
一般に有価証券信託では、多種多様な有価証券について、高度なノウハウを持つ専門機関に委託することにより、顧客は事務負担の軽減等が図れます。
|有価証券管理信託|
有価証券の管理を目的とし、受託者が有価証券の保管、利息・配当金の受領(入金)、満期償還金の入金などを行う信託。
|有価証券運用信託|
有価証券の運用を目的とし、信託された有価証券を主に貸出運用することにより収益を得る信託。
|有価証券処分信託|
有価証券の処分を目的とし、信託期間中のインサイダー情報遮断の体制整備を可能とするなど、一定の方針に従い、受託者が有価証券を売却する信託。