ソーサーボトム
【英語:Saucer bottom、分類:チャート】
ソーサーボトムは、チャートパターン(リバーサルフォーメーション)の一つで、ローソク足(価格)の動きが底値圏で張り付いたようになることをいいます。
日本では「鍋底」とも呼ばれ、安値圏で下がっては上がるという動きを繰り返す中で、コーヒーカップの「受け皿(ソーサー:saucer)」のような底値圏を形成するパターンとなっています。
一般にソーサーボトムは、底値圏で細かく上下してソーサーのような形になるもので、その形成においては、下降トレンドが続いた後、目立った上昇がないまま短期の保ち合い(プラットフォーム)に移行し、しばらくして価格がプラットフォームの高値(ネックライン)を上回ることで完成します。
通常、テクニカル分析では、価格がプラットフォームのネックラインを上回った場合にトレンドが反転したとし、買いシグナルと判断します。
<ソーサーボトムのポイント>
・出現頻度が比較的少ないパターンである
・安値圏でだらだらとした上昇になるので完成が分かりずらい
・プラットホームに注目し、また出来高も併せて見るようにする
・形成までにかかる時間が長い程、次の値動きが大きくなる可能性が高い