毛抜き底

【読み方：けぬきぞこ、分類：二本足】

毛抜き底は、安値圏で出現した、同じ水準の安値を持つローソク足が二本並んだ状態をいいます。

二本足の一つで、陽線と陰線の組み合わせは問わず、また実体やヒゲの長さも問わず、どのパターンであっても、二本並んだ安値が同じ水準であれば「毛抜き底」とみなします。この「毛抜き」という呼称は、毛抜き（ピンセットの形）のように見えることに由来するそうです。

一般に毛抜き底は、二本連続で安値がほとんど変わらなかったことから、その安値よりも下では強い買いがあることが暗示され、通常、安値圏で出現した場合は、その安値で相場が下げ止まったという見方ができ、下降トレンドから上昇トレンドへの転換を示唆します。

◎短期的な値動きやトレンドの転換点をタイムリーに示すもので、他の反転指標の裏付けや判断材料にもなる。

◎安値となった二本足の直後のローソク足で一段安となった場合、反転しない可能性が高い。このように毛抜きが機能しなかった場合は、トレンドの継続が示唆される。

◎長い下ヒゲをつけたローソク足が並ぶ形が、最も強いパターンとされている。