新値三本足

【読み方:しんねさんぼんあし、分類:チャート】

新値三本足は、新値足の一つで、逆方向の新値を記入する際に、上回る・下回る必要のある前の本数を3本に設定したものをいいます。

新値足とは、目先の小さな価格変動に捉われず、トレンドの転機を把握するために開発されたテクニカル指標で、時間の概念をなくし、終値ベースで所定の価格変動があった時のみ、(陽線・陰線)を記入していくものとなっています。

◎上昇相場では、高値を更新した時に「新値」とみなして新しい足を記入する。また、同値や前3本の値幅を下回らなかった安値の時は何も記入せず。

◎下落相場では、安値を更新した時に「新値」とみなして新しい足を記入する。また、同値や前3本の値幅を上回らなかった高値の時は何も記入せず。

◎上昇相場または下落相場において、反対の値動きで前3本の値幅を抜いた時に「新値」とみなして逆の足を記入し、この時に相場が転換する(足の種類が変わる)。

新値三本足の例

一般に新値三本足は、新値足の中で最もよく使われるもので、短期的なトレンドを見るのに適していると言われ、通常、陰線から陽線に変わった陽転の場合が「買いシグナル」、陽線から陰線に変わった陰転の場合が「売りシグナル」とされます。また、より大きなトレンドを見たい時は、新値5本足や新値10本足などを使います。

※新値三本足において、陽線・陰線は上昇・下落の値幅を示すもので、ローソク足の陽線・陰線とは異なる(足は白・黒や赤・青など二色で表示)。

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