国際金融公社(IFC)

読み方: こくさいきんゆうこうしゃ
英語名: International Finance Corporation
分類: 世界経済|国際機関

国際金融公社(IFC)は、途上国の民間セクター支援を行う世界銀行グループの国際機関をいいます。これは、1956年7月に設立され、本部はアメリカ合衆国のワシントンD.C.にあり、日本は設立当初からの加盟国となっています。また、世界銀行グループの中で、国際復興開発銀行(IBRD)が途上国の政府を支援するのに対し、IFCは途上国の民間セクターを支援することにより、途上国の経済開発を促進することを目的としています。

現在、IFCの活動の原資は、世界の資本市場での資金調達と加盟国による出資金で賄われており、日本においても、IFCの外貨建て債券円建て債券が発行されており、個人投資家も比較的少額の資金で投資が可能となっています(債券の信用力は、S&PやMoody'sなどから最高位の格付けを取得)。

国際金融公社(IFC)のビジョンと目標

IFCは、「貧困から脱出し、生活の向上を図る機会は、誰にも与えられるべきである」というビジョンを掲げ、また「2030年までの極度の貧困の撲滅」と「各途上国における繁栄の共有促進」という二つの重要な目標を設定しています。

国際金融公社(IFC)の位置づけ

IFCは、通常、プロジェクトに少数株主として参加し、同時に民間からの資金を動員してプロジェクトを支援するなど、「触媒機能」を果たすことを目的(役割)としています。(IFCは、投資は実施しても、企業やプロジェクトの運営に直接かかわることはない)

・企業と緊密な連絡を取り、問題が生じた場合には、その解決策について提案や助言を行う
・工業国の金融機関や企業に対しては、プロジェクトへの参加や融資を促すと共に、資本、経営、技術ノウハウを提供するパートナーとして協力関係を促進する
・技術協力を行うほか、金融市場および金融機関の育成を支援する

国際金融公社(IFC)の優先課題

・フロンティア市場への焦点強化
・気候変動対応と環境・社会の持続可能性の確保
・インフラ、保健衛生・医療、教育、 食糧サプライチェーンにおいて、民間セクターの妨げとなっている障害への取り組み
・現地金融市場の育成
・新興市場の顧客との長期的関係の構築