アジア欧州会合(ASEM)

読み方: あじあおうしゅうかいごう
英語名: Asia-Europe Meeting
分類: 世界経済|会議

アジア欧州会合(アジア欧州会議)は、「ASEM」とも呼ばれ、1996年に発足した、アジアと欧州の政治・経済・文化といった広範な分野に渡る協力を推進する目的で設立されたフォーラムをいいます。これは、アジア側の参加メンバー(21カ国・1機関)と欧州側の参加メンバー(30カ国・1機関)の合計51カ国と2機関によって構成されており、相互尊重と平等の精神に基づき、アジア・欧州両地域の協力関係を強化することを目的として、「政治」「経済」「社会・文化等」を3つの柱として、様々な活動を行っています。

現在、ASEMでは、最高の意志決定機関である「首脳会合」が2年毎に開催されています。また、経済・外務・財務の「閣僚会合」も定期的に開催されており、その他にASEM全体の調整を行うことを目的として「高級実務者会合(SOM:Senior Officials Meeting)」が開催されています。なお、経済分野では、アジアと欧州の経済協力や貿易・投資の円滑化を推進するべく、貿易と投資に関する「高級実務者会合(SOMTI:Senior Officials Meeting on Trade and Investment)」が設置され、年1-2回程度開催されています。

アジア欧州会合(ASEM)の実現プロセス

1994年10月に、シンガポールのゴー首相(当時)が第3回「東アジア・欧州経済サミット」での提言を受けて、アジアと欧州の関係強化を目的として首脳が直接対話する「アジア欧州サミット構想」を打ち上げ、フランスのバラデュール首相(当時)に提案しました。そして、当時のEU議長国のフランスがEU各国に働きかけた結果、1996年3月にアジア・欧州の25か国と欧州委員会の首脳が集う「アジア欧州会議」が実現しました。

アジア欧州会合(ASEM)の主な特徴

・相互尊重と相互利益に基づいた対話と協力のプロセスによる、対等なパートナーシップ。
・非公式であること。政策決定者と当局者が、政治・経済・社会に関する共通の関心事について話し合える開かれた場を提供し、二者間および国連世界貿易機関などの多国間の場での対話を補足。
・多元的であること。両地域の関係の全範囲を対象とし、政治、経済、文化に関する問題を同等に取扱い。
・社会のあらゆる部門での人と人の交流促進に一層の焦点を当てつつ、ハイレベル(首脳、閣僚、政府高官)の会議の場を提供。