リターン

英語名: Return
分類: リスクとリターン

リターン(Return)は、国語辞書では、戻ることや戻すこと、利益や報酬、見返り、返球といった意味があります。これは、資産運用においては、将来得られる可能性のある収益や収益率のことをいい、様々な概念(定義)で用いられています。

ここでは、資産運用に関する「リターン」について、簡単にまとめてみました。

目次:コンテンツ構成

リターンの分類

預貯金や債券、投資信託、株式、先物・オプション、FXなどの金融商品で運用する場合、リターンは、大きく分けて、利息や配当などの「インカムリターン」と、売却益や差金決済益などの「キャピタルリターン(キャピタルゲイン)」の2つがあります。また、実務面(損益管理)では、この両方を合わせた「トータルリターン」をしっかりと把握することが重要になります。

トータルリターン=インカムリターン+キャピタルリターン

インカムリターン

インカムリターンは、「インカムゲイン」とも呼ばれ、金融商品を保有することで定期的に入ってくる収益をいい、以下のようなものが挙げられます。

・円預金:利息
・外貨預金:利息
・債券:利息
・投資信託:収益分配金
・株式:配当金
・先物・オプション:-
・FX:スワップポイント

キャピタルリターン

キャピタルリターンは、「キャピタルゲイン」とも呼ばれ、金融商品の解約や売却、反対売買などで、取引を完了(清算)するときに得られる収益をいい、以下のようなものが挙げられます。

・円預金:-
・外貨預金:為替差益
・債券:売却益、償還差益
・投資信託:売却益
・株式:売却益(現物)、差金決済益(信用)
・先物・オプション:差金決済益
・FX:差金決済益

リターンとリスクの認識

リターンは、資産運用を行うことで得られる成果ですが、実際には、収益が得られることもあれば、損失が出ることもあります。また、将来のリターンの不確実性(変動性)のことを「リスク」と言います。

一般に運用の世界では、大きなリターンを期待すれば、リスクもその分大きくなり、逆にリスクを小さくしたければ、リターンもその分小さくなるという「トレードオフ(Trade-off)」の関係が成り立っており、ノーリスク・ハイリターンはありえません。

これより、基本的な運用商品は、「ハイリスク・ハイリターン型」、「ミドルリスク・ミドルリターン型」、「ローリスク・ローリターン型」の3つに分類され、またリスクとリターンの低い商品から挙げれば、預貯金、債券(国債→社債)、投資信託(債券ファンド→株式ファンド)、株式(現物→信用)、先物・オプションという順になります。