特定寄附信託

読み方: とくていきふしんたく
分類: 信託|公益・福祉

特定寄附信託は、信託を通じた寄附を促進し、より一層の公益活動を促進するという観点から、2011年度の税制改正において新たに創設された寄附制度のことをいいます。これは、信託された金銭が運用収益と共に、信託銀行等(信託兼営金融機関または運用型信託会社)と契約した公益法人等(公益法人や認定NPOなど)のうち、委託者に指定された公益法人等に寄附され、公益のために活用されます。

一般に特定寄附信託を利用できるのは個人に限られ、実際の利用にあたっては、信託銀行等と特定寄附信託契約を締結する必要があります(信託期間は、5年以上10年以下の範囲内で1年毎に決める。原則として、解約はできず)。また、特定寄附信託申告書等を提出する必要がありますが、税務署への提出等の手続きは信託銀行等が行います。

なお、寄付ができる公益法人等の範囲については、公益社団法人や公益財団法人、私立学校法に規定する学校法人・専修学校および各種学校、社会福祉法人、更生保護法人、認定特定公益信託、認定NPOなどとなっています。

<特定寄附信託の主な特徴>

・寄附する公益法人等を指定することができる
・確定申告により寄附金控除等が受けられる
・寄附先の活動状況を知ることができる
・信託された金銭はその一部を毎年受け取ることもできる
・信託された金銭の運用収益は非課税となる