NNグループ

NNグループ(NN Group)は、オランダのハーグに本拠を置く、保険・金融グループです。その名称(NN)については、源流である「ナショナーレ・ネーデルランデン(Nationale-Nederlanden)」に由来します。

現在、NNグループは、欧州および日本を主な拠点とし、世界19カ国で保険・資産運用事業を展開しています。

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NNグループの概要

NNグループは、オランダに本拠を置く、保険・金融グループで、中核会社のNN Group N.V.がユーロネクストに上場しています。また、グループの価値として「Care(配慮)、Clear(明瞭)、Commit(責任)」を掲げ、常に質の高い商品・サービスを提供することを目指しています。

日本においては、1986年に日本初の欧州系の生命保険会社「ナショナーレ・ネーデルランデン生命保険会社N.V.日本支店」として営業を開始し、現在、日本法人の「エヌエヌ生命保険」と「NNインベストメント・パートナーズ」が保険事業と資産運用事業を行っています。

グループ名 NN Group
中核会社 NN Group N.V.
本社所在地 オランダ王国 ハーグ
事業内容 保険、資産運用
上場 ユーロネクスト

NNグループの沿革

NNグループは、オランダにルーツを持ち、長い歴史と伝統を誇ります。

ナショナーレ・ネーデルランデンの誕生

NNグループは、1845年に設立された「ネーデルランデン保険会社」に起源を持ち、1963年にナショナーレ生命保険銀行と合併し、「ナショナーレ・ネーデルランデン」が誕生しました。

INGグループの形成と発展

ナショナーレ・ネーデルランデンは、1991年にオランダの大手銀行「NMBポストバンク」との合併により、保険業と銀行業が融合された世界的な金融コングロマリットとなり、「INGグループ」を形成しました。

そして、1990年代から2000年代にかけて、世界有数の総合金融サービスグループとして、欧州や北米、中南米、アジア、豪州などで業容を拡大しました。

INGグループの危機とNNグループの分離

INGグループは、2000年代後半の世界金融危機により、INGが経営危機に陥ったことで、その再建策として全ての保険部門(資産運用業務を含む)と米国部門(ING U.S.)の分離(売却)が行われました。

そして、2013年にINGグループの保険部門(資産運用業務を含む)が「NNグループ」となり、2016年にINGグループから完全分離が完了しました。

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