貯蔵品
読み方: | ちょぞうひん |
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分類: | 勘定科目(B/S) |
貯蔵品は、原材料や商品以外のもので、販売や業務をするために必要な道具や物品で、まだ使っていない状態で一時的に貯蔵してあるものをいいます。
資産の勘定科目の一つで、貸借対照表(B/S)においては、資産の部の流動資産の中の棚卸資産に計上されます。
◎貸借対照表 > 資産 > 流動資産 > 貯蔵品
目次:コンテンツ構成
貯蔵品の具体例
貯蔵品は、原材料や商品以外の細々とした道具や物品を指し、具体的には、切手や収入印紙、事務用品、消耗品、消耗工具、広告宣伝物(カタログ・パンフレット等)、見本品、包装用・荷造発送用の材料等の未使用分などが挙げられます。
※収入印紙:貯蔵品勘定を用いて資産計上するほか、租税公課や消耗品費勘定などを用いて費用計上してもよい。
貯蔵品の会計処理
上記の道具や物品は、日々の会計処理(経理)では、購入時に一旦費用として計上されますが、期末までに使用されずに残ったものについては、当期の費用とはせず、資産に計上して次期に繰り越す必要があり、その際に戻入れをするための勘定科目が「貯蔵品」です。
一般に会計上は、それを消費(使用)した時点で費用に計上するのが原則ですが、期間損益の特例により、事務用消耗品や作業用消耗品、包装材料、広告宣伝物、見本品などは、期末に未使用分が残っていても、購入時に費用処理してあれば、貯蔵品として計上しなくてもよいとされています(通常、会社の中で継続的に使用されているものに限られる)。